2015年1月8日木曜日

新型シンセSerumの実力と面白さ

出てきましたねぇ、ウエーブテーブルシンセSerum。最近出てきた新しいメーカーの
プログラマーが製造したシンセです。
本社はここ↓

 www.xferrecords.com




正直いって、winでI7のPC所有している向けです。

普通の方はまず使えないほど処理が重いです。これでも軽くしたそうですが、
重い・・・。




「特徴」
このシンセを使ってみましたが、楽しいですねぇ。楽しいの一言です。
波形をモーフしながら動かすことが可能です。しかも波形は自分で集めてきた
ハードシンセのものを自分で録音して使えるというテープルシンセです。
普通のテーブルシンセと違うところが、波形が自由に動くところです。
他社でも似たような細工のシンセはありますが、このシンセは波形WAVから
波形をレイヤーしているようですね。レイヤーしている時点で、奥深い質感が
全然違います。なんせ波形自身が別の波形とシンクロして変化しているわけで、
空間的な質感がすごいですね。



「質感」
かわいい音がします。非常に丸い輪郭です。アンチエリアスがかなり綺麗
ということなのでしょう。嫌味がなく、音圧も綺麗です。ある意味で
ハードシンセよりいい音がいますね。映画向きの音源です。


「ジャンル」
映画製作者、EDM系全般といった感じです。
トランス向けではない気がしますが、音が綺麗なので、EDMなどで輪郭を
際立たせたい人には最高の機種ではないかと感じます。
EDMで使うゲートシーケンスはどうよ?と聞かれますが、そこそこいい感じです。
ADSRがベクター書き込みタイプなので、質感の自由度は高いです。
ゲートとダブシーケンスをセット化できる最新版ですよ。


このシンセは買いか?と聞かれると、まだわからないですね。
派手な音色はできない感じです。しかしとにかく綺麗で丁寧な
音が作れます。綺麗ですね、の一言です。映画製作者やゲーム開発者には
いい音源になれるはずです。

ただ高級感のある音ではないです。ハードシンセと錯覚する音、
という感じの丁寧なシンセですねぇ。

トランス系のダッチな音は苦手のようです。サイケ系やダブ系に強い
と感じましたね。

所有していると自慢できるシンセの一つです。





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