2015年1月7日水曜日

Diversion という、すばらしいvstiシンセがあった。

二回目の話題はDiversionというvstiシンセです。





シンセサイザーとしては、まったく有名ではないシンセとして「逆に有名」。

見た目はバランスがよく、全部丸型のアイコン操作だ。
垂直式が好きな方にはどうかと感じられるが、なかなか操作感覚はいいほうです。

(右下部分がプログラムゲートでトランスやダブステップおなじみのアレ)

「質感」
ウエーブシンセらしく、波形をWAVからもってこれるシンセとしては
質感が上出来です。MS2000とか、コルグの質感にそっくり。
とてつもなくハードシンセくさいいいにおいがしてます。率直に音としてはお勧めです。
ただし、Virusの質感ではありません。あの独特な揺れるSAWの質感は
できない。ユニゾンの仕組みが違うので、できない、ということです。
波形から偽装して持ち込む方法で再現はできました。
エフェクターはそこそこ使えるのと、完全に使えるのと二種類あります。
リバーブはすばらしいの一言です。スピーカーになじむ質感でびっくりです。


音が硬いので、TRANCEやDabで目立つ、よい音をしてますよ。

「クラブ向き」
このシンセは間違いなくクラブ向きです。パットの質感はトップレベルです。
ゲートも追加できるので、かなりアップリフティングな仕様にもなります。
リードと空間系音源はトップレベル。細工も簡単なのでシンセ慣れしている
方には余裕でしょう。注目はゲートです。


「トランス向きな機能満載」
このシンセはトランス系で多様されるゲートがすばらしい。
見た目は単調ですが、どういうわけか質感がすごくいい。
高度な細工は不可能ですが、細かいところに手が届くシンセ。
とにかく質感は業界一位。

「特筆すべきシーケンス機能」


見た目はダサいデザインでひどいですが、シーケンス音色を
演奏すれば一撃で「使える」と納得する質感です。
コルグ必殺のフィルターMOD系のトランスシーケンスが簡単に
自作できます。これがあめとないとで、大きな差が出ます。
フィルターにゲートがかかるMODでないと、あのトランスの全般で
でてくるうねるシーケンスは作れない。これはそれが簡単に
組み込めます。ハードの実機と音だけだと聞き分けぶきないほど
質感がすばらしい。


「お勧めです」
完全にお勧めです。スパイアー同等に使えるシンセナンバー1のひとつです。

シーケンス、リード、パットで重宝しますよ。ただCPUの使用率が高いので、
I7以内がお勧めです。でないとスパイアー同等に演奏すら不可能になります。


メーカーに一言。 全体の画面設計のデザインと、ユニゾンをもっと高度にしてくれると
最強シンセのひとつになりそうです。
ゲート部分をもっと細かくしてくれれば、完全に最高。


変なメーカーの買ってシーケンスが「しょぼい」と悩み四苦八苦するなら、
これがお勧めです。

Sylenth1だと質感がエフェクター部分とエリアスが
チープな部分があるので、これを同時併用して
MIXしてやると、プロご用達になるでしょう。
(ちなみにSylenth1は世界中のプロがトランスで使用している名機です。)



0 件のコメント:

コメントを投稿